トヨタの「高級スポーティミニバン」がスゴい! 「走りが楽しい」反響多数!? 王道「アルファード」と異なる「個性」に注目! ヴェルは何が違う?
王道「アルファード」と異なる「個性」に注目! ヴェルは何が違う?
トヨタの高級ミニバンといえば「アルファード」の名があがります。 一方で現在展開されている「アルファード/ヴェルファイア」の価格帯を見ると「ヴェルファイア」のほうが上です。 そこにはどのような特徴があるのでしょうか。 【画像】これが「覆面ヴェルファイア」です。画像を見る!(18枚)
アルファードは、ミニバンブームの2002年に高級志向のお客様に向けた「トヨタの最高級ミニバン」として誕生しました。 その後2008年にはアルファードが2代目に進化したことに加えて、より個性を求めるユーザーニーズに対応するためにヴェルファイアが誕生します。 また、2015年の3代目アルファード/2代目ヴェルファイアではリアにダブルウィッシュボーン式のサスペンションを採用し、上質な乗り心地に磨きをかけ、最上位グレード「Executive Lounge」を新設。 従来のミニバンから「大空間高級サルーン」へと進化してきました。 そんな2台ですが、先代では当初こそヴェルファイアが人気を集めていましたが、2015年以降ではアルファードに人気が移り、現在では「高級ミニバン=アルファード」が定着しています。 そうしたこともあり、3代目アルファード/2代目ヴェルファイアがフルモデルチェンジする際には、販売比率なども効率され「アルファードに1本化」するという計画もあったようです。 それでも「それぞれの個性を活かして継続」ということになった結果、現行の4代目アルファード/3代目ヴェルファイアが誕生しました。 現行のアルファードとヴェルファイアでは「性能を世界基準に昇華させる」を開発テーマとしています。 具体的には内・外装デザイン、ゆとりの室内空間、使い勝手の刷新に加えて、TNGAプラットフォーム(GA-K)の採用や足回りを刷新することで高級サルーンとして求められる「振動・騒音対策・燃費・走り」といった基本性能を向上させました。 それぞれの価格は、アルファードが「Z」の540万円から「Executive Lounge」の872万円。ヴェルファイアが「Z Premier」の655万円から「Executive Lounge」の892万円です。 このように価格帯では、ヴェルファイアのほうが高価格に設定されていますが、どのような違いがあるのでしょうか。実は4代目アルファード/3代目ヴェルファイアから個性をより明確化しています。 とくにヴェルファイアには、専用グレード「Z Premier」を新設定。 見た目では黒を基調とした金属加飾でアグレッシブさに上質感を加え、個性をより際立たせた外観としました。 さらにユーザーの「ヴェルファイアならではというこだわり」に応えるために専用のパワートレーン、サスペンションチューニングの採用やボディ補強を施しています。 具体的には、高い加速応答性能と十分な駆動力を持ち、アクセルペダルの操作に対して気持ちよく加速していく2.4Lターボエンジンを採用。 これは従来型の3.5L V6エンジンに対して低速度域のトルクを増大し、加えてアクセルペダルをショートストローク化したことで、少ない操作量でも車両の重さを感じさせない力強い加速を実現しています。 さらには、ラジエターサポートとサイドメンバーを繋ぐヴェルファイア専用のボディ剛性部品「フロントパフォーマンスブレース」を追加することで、走り出しから車両がしっかり動く応答性の良さを実現しました。 このような個性が際立つヴェルファイアですが、トヨタ販売店にはどのような声が寄せられているのでしょうか。 「アルファード/ヴェルファイア共にとても人気で、注目枠が空いてもすぐに埋まってしまいます。 なかでもヴェルファイアは『ミニバンでも走りにこだわる』人が好まれている印象です。 またデザインもヴェルファイア(Z Premier)では、『漆黒メッキ』の加飾により、アグレッシブな印象があり、人気があります」 また別のトヨタ販売店では次のように話しています。 「ヴェルファイアのZ Premierだけが、2.4Lターボエンジンを搭載しています。このポイントだけで『購入したい』という人もいるほどです。 実際に乗られているお客様からは『山道などでもモッサリしないでキビキビ走ってくれる』という声を頂いています」 ※ ※ ※ 国産でライバルとされるホンダ「オデッセイ」や日産「エルグランド」も走りを意識していました。 そうしたなかで、新たに誕生したヴェルファイアは、現代に求められる「高級感×走り」をさらに上手く盛り込んだことで、まさに「プレミアムスポーツミニバン」と言える存在となったのかもしれません。
くるまのニュース編集部