海自「最新護衛艦」に搭載する“最強エンジン”完成！ 防衛省が画像を公開 英国製の心臓を日本で生産
もがみ型10番艦に搭載
防衛省・近畿中部防衛局は2024年11月18日、もがみ型護衛艦の10番艦に搭載するガスタービンエンジン「MT30」が川崎重工の神戸造船所で完成したと発表。画像も公開しました。 【画像】デカい！これが最新護衛艦が搭載する「最強エンジン」です 「MT30」は、ロールス・ロイスが開発した世界で最も出力密度が高い船舶用ガスタービンエンジンです。航空機用のエンジンを船舶用に転用したもので、アメリカやイギリスなど各国の艦艇に採用されています。日本では、もがみ型護衛艦から導入され、川崎重工がライセンス生産を行っています。 今回完成したのは、節目となる10号機。近畿中部防衛局の検査官が各種試験で品質を確認したとしています。もがみ型は12隻が建造される予定で、9番艦の「なとり」まで進水しています。10番艦の艦名はまだ明らかになっていません。 なお、「MT30」はもがみ型だけでなく、海上自衛隊の「イージス・システム搭載艦」にも採用が決定しており、これには世界初となるツインMT30ハイブリッド電機機械推進システムが採用されます。
乗りものニュース編集部
