Googleマップの「ライブビュー」機能の使い方をご紹介。目的地までの経路を現実世界の映像に重ねて表示してくれる、次世代のナビゲーション機能です。スマートフォンをかざすだけで、誰でも簡単に利用できます。ぜひ体感してみてください。

スマートフォンを片手に街を歩きながら、目的地へのルートを確認するのは、私たちにとって日常茶飯事といえます。 【画像】目的地が近づくと、おなじみのマークが出現！ しかし、簡略化された地図の上の矢印をたどるのは、意外と難しいのではないでしょうか？ 見知らぬ場所や、複雑に入り組んだ街ではなおさら、どの方向に進むべきか迷うことも多いでしょう。 そんな悩みを解決してくれるのが、Googleマップの「ライブビュー」機能です。AR（拡張現実）技術を活用し、スマートフォンをかざすだけで進むべき方向を映し出してくれます。

◆Googleマップのライブビュー機能とは

Googleマップで使用できる「ライブビュー」とは、AR技術を活用したナビゲーション機能のこと。スマートフォンのカメラでとらえた現実世界の映像に、進行方向やランドマークなどのデジタル情報を重ね合わせることで、目的地までの経路を視覚的にわかりやすく表示してくれます。 開いた地図と現実の景色を見比べて判断する必要もなく、進むべき方向を直感的に理解できるので、複雑な都市部や迷いやすい場所では大いに活躍してくれるでしょう。 また、建物の名前や通りの名前が表示されるので、初めて訪れる場所でも迷わず目的地にたどり着けます。地図を読み解くのが苦手な人でも迷うことなく目的地に到達できる、新しい形のナビゲーションシステムなのです。

◆ライブビューの使い方

それでは、ライブビューの使い方を説明します。

▼1.

目的地への移動経路で「徒歩」を選択すると、ライブビュー機能が使える

Googleマップを開いたら、通常と同じように目的地を検索し、「経路」をタップします。続いて、移動手段を「徒歩」に設定。すると「ライブビュー」というボタンが出てくるので、これをタップします。

▼2.

スキャンが完了すると画面上に案内が表示される

スキャンの画面に切り替わるので、そのままカメラで周囲を写します。数秒後にはスキャンが完了し、iPhoneの画面上に進むべき方向を示した矢印が出現します。

▼3.

画面を見ながらの歩行は危険なため一時的に利用できなくなる

あとはこの矢印の通りに歩くだけ。ただし、画面を見ながらの歩行は非常に危険です。注意喚起のため歩行中は画面が暗くなり、一時的にライブビューを使用できなくなります。 したがって「常に画面を見ながら歩く」というよりは「進むべき方向に迷ってしまうような分かれ道に差し掛かったら、画面に目を落とす」というような使い方がいいでしょう。