今永昇太が7勝目、回転しながらド派手ガッツポーズ「期待通り。彼は見ていて楽しいよ」監督称賛
<カブス5-1カージナルス>◇16日(日本時間15日)◇リグリーフィールド カブス今永昇太投手(30)がカージナルス戦でメジャー13度目の先発マウンドに上がり、7回を4安打1失点で今季7勝目(1敗)を挙げた。 【動画】今永昇太、三振奪い気迫のガッツポーズ 1回に先頭ウィンをスプリットで空振り三振、2番バールソンを初球のフォーシームで左飛、3番ゴールドシュミットを再びスプリットで空振り三振と、立ち上がりから好調だった。2回には4番アレナドに右前打を許したが、後続を連続凡退。3回を3者凡退に抑えた後、4回に先頭バールソンにスプリットを二塁打されアレナドに犠飛を打たれて1点を失ったが、その後も危なげない投球が続いた。 最後の7回は先頭アレナドを死球で出塁、1死一塁から6番ヘレラにスプリットを左前打され、1死一、二塁のピンチに陥った。だが7番カールソンをカウント2-2から内角高め92・5マイル(約149キロ)フォーシームで左飛に抑え、次のドノバンにはカウント2-2から8球目まで粘られたが外角低めに大きく曲がるスイーパーで空振り三振。その瞬間、雄たけびを上げ1回転しながらド派手なガッツポーズを披露した。 7回まで今季最多の103球を投げ4安打1失点、無四球6奪三振。防御率はナ・リーグ3位の1・89となった。 チームは5-1で快勝し、連敗を2でストップ。カウンセル監督は「優れた投手がそうであるように、期待通りの仕事をしてくれた。途中から疲労が出ていたが、それでも失投しなかった。彼は見ていて楽しいよ」と称賛した。 ▼今永が7勝目。日本人大リーガーが1年目の前半戦(球宴前)に7勝以上をマークしたのは、昨季の千賀(メッツ)に次いで8人目。過去7人全員がシーズン2桁勝利を挙げている(最多は12年ダルビッシュと16年前田の16勝)。