はじめての「焚き火」やってみたいけど手が出ない…人のための超入門! NOキャンプ・まずは体験「実践ガイド」
■ただ炎をみるだけではない。お湯を沸かして温かい飲み物を飲んでみよう
炎を見つめながら過ごす時間のお供としておすすめしたいのは、その炎で沸かしたお湯でつくる温かい飲み物だ。 薪の上に直接やかんは置けないので、お湯を沸かすための器具を用意する必要がある。使う焚き火道具によるが、もし大きな焚き火台が用意できるなら、「トライポッド」という吊り下げ式の三脚を使ったり、焚き火台にあわせた五徳や調理ギアなど種類は豊富にある。 自分で育てた炎でいれる温かい飲み物は、いっそう美味しく感じることだろう。朝はコーヒーをいれるが、夜の焚き火で飲むアマレットリキュール入りウイスキーや、梅酒のお湯割りは体を芯から温めてくれる。
■それぞれの楽しみを
肌寒くなってきた今こそ焚き火シーズンである。暖をとることはもちろん、炎の揺らぎに癒されたり調理もできる。そもそも火おこしそのものが野性的なものを呼び起こす体験だ。楽しみ方は千差万別、自分自身の焚き火の楽しみ方をぜひ探してみてほしい。 キャンプ歴6年目の女子ソロキャンパー。 療養中に体力づくりのため、以前より憧れていたキャンプを独学、独りで始める。 日本単独野営協会に賛同所属しているので、「来た時よりも美しく」とフィンランドの自然享受がモットー。 手抜き料理が得意。
安藤 伸代