ココナツオイルで航空燃料を製造 食べられない廃棄品を使用
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などは18日、成熟しなかったり腐ったりして食べられず、廃棄対象や工業用となるココナツのオイルから航空機用再生燃料(SAF)を製造することに世界で初めて成功したと発表した。 化学反応を促進する触媒を使い、ココナツのオイルに水素を加えたり、酸素や二酸化炭素(CO2)などを抜いたりしてバイオマス由来のSAFを製造した。航空燃料の国際品質規格に適合しており、従来のジェット燃料に比べCO2の排出量を7割程度減らせる見込みという。 2030年に年10万トン規模の商用プラントの稼働を目指す。