甲子園を目指して! 最新ピッチングマシン寄贈 「結果で恩返しを」/岡山・津山市
津山高校(岡山県津山市椿高下)の硬式野球部に、いずれも同校OBで、大阪でIT企業を経営する岡部倫典さん(47)、芳明さん(42)兄弟からピッチングマシンが寄贈された。併せて野球部OB会(藤岡康弘会長)からマシン用ボール10ダースが贈られた。後輩たちは先輩からのエールに「結果で恩返ししたい」と闘志をたぎらせた。 【写真】記念撮影を行った参加者
倫典さんはウェブ制作・システム開発の株式会社「クリエイティブ・ウエブ」の代表取締役で、芳明さんは常務取締役。倫典さんは1996年卒で、芳明さんは2000年卒。藤岡会長(67)=鏡野町寺和田=は1976年卒で、2人の恩師であり、監督を務めた。
最新式のマシンは多様な変化球に対応、最高速度は160キロ。価格は約170万円。
贈呈式が同校グラウンドであり、野球部員18人をはじめ、関係者計約30人が出席。藤岡会長が2人を紹介し、倫典さんは倉敷マスカットスタジアムのこけら落としに主将として出場し、勝利を収めたエピソードなどを披露した。
倫典さんが「同窓会で津山高校に何とか甲子園に出てほしいという声が上がり、協力することにした。津高の校訓は畏天敬人。果てしない夢を追いかけてください」とあいさつ。続いて芳明さんが内田充哉主将(2年)に目録を手渡した。内田主将は「このマシンとボールを使って練習し、結果を残すことで恩返ししたい」と礼を述べた。
津山朝日新聞社