“とじない”カツ丼に懐かしい味の中華そば 時代を超えて愛される老舗の味 創業130年超「濱田屋」の魅力【愛媛発】
懐かしい味わいで人気の「中華そば」
そんな濱田屋のもう1つの看板メニューが、60年ほど前から親しまれる「中華そば」。昭和を感じる懐かしい味わいが特長の一杯だ。 味付けは「ムロアジ節」としょうゆ。まろやかで少し甘めのダシと一緒にモヤシやキャベツ、ニンジンに豚肉など盛りだくさんの具材を煮込む。熱々のダシと具材を食べ応えのある中太麺と絡ませて完成だ。 具だくさんで、琥珀色のスープが美しい。スープはやさしく、田舎に帰ってきたような、「帰省してきました」というくらいの心が落ち着く味だ。太めでモチモチの麺とやさしいスープが混然一体となっている。 明治から続く濱田屋。守っていきたい、つないでいきたいことを尋ねると、濱田さんは「地域に密接した店が一番良いですね。仕入れ先も変わっているが同じ味が出ている。昔から食べてる人は『あぁ同じだね』と来てくれる。うれしいですね」と語った。 時代とともに移り変わる町並みや文化の一方で、変わらない味も…。老舗店に受け継がれるおいしさに癒されてみてはいかがだろうか。 (テレビ愛媛)
テレビ愛媛