【eスポーツの裏側】誰もが挑戦できる『オーバーウォッチ』「OWCS」が創る多様性とeスポーツの未来とはーキーマンインタビュー
――「オーバーウォッチ チャンピオンズ・シリーズ」として、近年のeスポーツシーンの良いところや更に盛り上げたい点について教えてください。
ベイリーフォーカスをしている部分としては「みんなが参加できる」、そして「インクルーシブ」な世界を創るという点が挙げられます。『オーバーウォッチ』のゲーム自体も多様性が高いゲーム性になっているので「『オーバーウォッチ』は誰でも楽しめるよ。どんな人でも楽しめるところがあるよ」という部分で盛り上げていきたいです。「競技シーンが大好きで、他の人とランクマッチをすることが楽しいんだ」という人が一番楽しめる場所を提供していますし、「上手い人のプレイを観ることが好きだ」という人に対してはトーナメントの配信などを通してトップレベルのプレイを提供できていると思います。「どんな人でも『オーバーウォッチ』を楽しめる」ようないろいろな方法を模索して、提供していきたいと考えています。
クレイグ日本については大会を通じた面白い話題、大会を通じたプレイヤーやチームの成長の話がもっと出てくるといいなと思っています。例えばステージ1のナメクジブラザースのNOZL選手は本当に『オーバーウォッチ』が大好きで、会社員と両立して頑張って活動してくれています。会社の一日の仕事が終わった後に『オーバーウォッチ』をプレイしてくれているので、たまに残業をしなくてはいけない状況になり、試合に遅れて1マップ目に間に合わなかったとか、仕事の都合で出張中に「ホテルのとても狭い部屋からノートPCで参加したよ」と彼がXでポストをしたところ、それが世界中でバズったりしていました。このような素晴らしいプレイヤーの物語をもっと作りたいし、もっと世界に発信していきたいと思っています。またta1yo選手やTQQ選手のように参加している全ての大会を配信してくれている方もいます。そういった配信なども通してもっと物語を紡いで、もっとコミュニティとエンゲージメントを増やしていきたいと思っています。
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