【eスポーツの裏側】誰もが挑戦できる『オーバーウォッチ』「OWCS」が創る多様性とeスポーツの未来とはーキーマンインタビュー
クレイグ「OWCS」のシステムの美しいところは各リージョン・サブリージョンに地域の人たちに寄り添った形ができることです。日本についてはエコシステムを創り上げようとしているので、かなり分かりやすく□総当たり戦□から甲子園のような□プレイオフ□にしました。「チームを推す」「チームの勝敗で盛り上がる」というのはチーム間を頻繁に移動する欧米とはまた違ったストーリーが生まれると思いますし、草の根運動的な部分でいくとWDG JAPANもいろいろと頑張っていますし、今回募集をしている「みんなのe運動会」も日本での参加チーム500チームを目指しています。日本のeスポーツシーンが『オーバーウォッチ』を通して活性化していることはすごく嬉しく思います。
――日本リーグが様変わりしたと話題になっていますが、どのように変化させましたか。またその狙いを教えてください。
クレイグ今回の「OWCS」のステージ2で初めてオフラインでの決勝を行うことにしたのが大きいと思います。さらに「esports Style UENOでオフライン大会を開催します」と告知をしたところ、2分でチケットが完売してしまいました。ファンのみなさまに会えるということに対して私たちもとてもワクワクしています。今回勝ち残ったLazuli GamingとNyamGamingの2チームは「OWCS ASIA」に参戦し渡韓してアジアチームと戦うということで日本のチームを海外の大会に招待することも新しい試みかなと思っています。
――韓国の会場はどこになるのですか?
クレイグ決勝戦は、韓国の国が運営している「釜山eスポーツスタジアム」です。従来の「コンテンダーズ」(北米、欧州、韓国、中国、オーストラリア/ニュージーランド)の韓国の決勝大会も行われていますし、韓国のゲーマーの間ではeスポーツの聖地のひとつとして名が知れ渡っている会場です。
――日本、アジア、そして世界でのさらなる目標について教えてください。
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