「僕のことは忘れて」と消えた感じだけど…川越達也が予約の取れないレストランを閉じ、メディアの露出を控えた「40代の真相」
料理人として2010年代にメディアで活躍した川越達也さん。「高級すぎる水」に対する批判で姿を消したと思われていましたが、そこには別の理由があったと語ります。(全4回中の2回) 【画像】「痩せた?」と話題に…川越達也さんの知らざられる現在の姿(全15枚)
■レストランが好きすぎた結果… ── 代官山にレストランを構え、テレビや雑誌などメディアでも幅広く活躍されていましたが、ある時期からメディアで川越さんの姿を見る機会が減ったように思います。 川越さん:もともと30代中盤くらいから40歳になったら無期限休業に入ろうと思っていたんです。27歳で独立してメディアにもたくさん出させていただきましたが、人生の後半を考えたとき、まだまだ40代って若いし、また違う自分が発見できるかもしれない。料理だけにこだわらず、自分ができることを考えたいって思ってたんですよね。
── レストランは予約の取れない店として大繁盛だったと思いますが、いったんお店も閉じようと? 川越さん:僕、レストラン大好きなんですけど、カッコつけて言うと、大好きすぎて少しつらくなっちゃったんです。東京のど真ん中でお店を構えていたこともあるかもしれませんが、あまたもあるレストランの中で、誕生日や結婚記念日に川越さんのお店に行こうよって言っていただけるってそんなうれしいことってないですし、誰かの人生に寄り添えるような仕事ってすごく素敵だなって今でも思っています。
でも、僕は理想が高いのかなぁ…。極論を言えば、料理が100点でもサービスが50点なら、僕が目指しているものではないんです。でも、レストランって1人じゃできなくて、みんなで回しているんですよ。僕が思うホスピタリティや、こんな空間にしたいなってイメージがあっても、僕が思ってることを細部の細部までスタッフに伝えるのは難しかったし、全員と共有するのは厳しいんだなって気づいちゃったんです。 ── プロフェッショナルがゆえに、いろいろ気になることもあったのでしょうか?