マザコン息子を全寮制中学に入学させる“強制親離れ”はアリ?母親の葛藤「このままでは年金を食いつぶす大人に…」
■そもそも「マザコン」は悪なのか?
保険マンモスの調査「男性に幻滅した 破局・離婚の理由7選」では、「借金・ギャンブルなどの金銭トラブルがあった」「浮気・不倫」「高圧的・怒りやすい性格・モラハラ」に続いて、4位に「マザコン」がランクインした。 また、コズレマガジンによる「マザコン男性の特徴」では、1位が「母親と頻繁に連絡を取っている」で、2位「決定を母親にゆだねる」、3位「母親の言うことを疑わず信じる」、4位「母親に甘える」「すぐに母親に報告する」という結果が出ている。 こうした背景に、2ちゃんねる創設者のひろゆき氏は、「マザコンが正しいか正しくないかではなく、日本で日本人女性と結婚したいなら、やめたほうがいいという話だ」と考える。「アメリカで、アフリカ系アメリカ人やイタリア人なら普通のこと。家族のために時間を使い、毎週のように母親と食事する。単純に文化の問題だ」と述べた。 藤本氏が受ける相談の中には「毎日のように母親から夫に電話がかかる。妻にも電話が来て、家庭に干渉されるが、夫が防いでくれない」といったものがあり、「国によって解釈は異なるが、一緒にいる人に迷惑がかかれば、“マザコン”になるだろう」と考察する。 その一方で、「母親を大事にすることとマザコンは違う」と考える藤本氏は、線引きについて「母親をリスペクトする上では(マザコンと)同じだが、依存をせず自分の人生を歩む人」であり、「必要以上に自分の生活に干渉させない。母親にも干渉しない」場合はマザコンではないと捉える。そして、「母親になにを与えることができるかを考える(マザコンは与えられることの方が多い)」といった点にも言及した。 「世話になった恩師に、恩返しをしたい」との思いに、身内の要素が加わった感情が「親を大事にする」ことにつながる。しかしマザコンは「親の干渉を防げず、一緒にいる人に迷惑をかける」のが相違点だと指摘する。 そうは言っても、母親好きにはメリットもある。ゆうこさんは、「私への気遣いが、友人関係にも生かされていてよかった」と語った。 (『ABEMA Prime』より)