過呼吸から2日、佐藤駿がエキシビで観客魅了 ジャンプも着氷、世界フィギュアへ向け再出発
エキシビション「オールジャパン メダリスト・オン・アイス2024」
全日本フィギュアスケート選手権の翌日に行われるエキシビション「オールジャパン メダリスト・オン・アイス2024」が23日、大阪・東和薬品RACTABドームで開催され、日本のトップスケーターたちが観客を魅了した。21日の男子フリー演技後に医務室に運ばれていた佐藤駿(エームサービス・明大)も登場。鮮やかな滑りで歓声を浴びた。 【画像】フィギュアの表彰式で「おお~っ!」 会場をどよめかせた女性の正体 佐藤は「Rise」を演じ、アップテンポな曲調に合わせて華麗なスケーティングを披露。ジャンプで綺麗に着氷し、手拍子を受けてスピン、ステップでも魅せた。アンコールでは一転、しっとりとした演技。バナータオルが揺れる客席に丁寧に礼をしてリンクを降りた。 全日本選手権では20日のショートプログラム(SP)でミスが出て6位。21日のフリーも本来の演技ができず、総合7位だった。フリー演技後には過呼吸のような症状が出て医務室へ直行。取材を受けることができなかった。 22日に発表された世界選手権代表に、グランプリ(GP)ファイナル3位などの実績から選出された。一夜明けの会見でも元気な姿を見せ、「全日本選手権で悔しい結果に終わってしまったので、世界選手権では笑顔で、最後まで全力で滑り切りたい。(26年五輪の)枠もかかってくるので、表彰台を目指して頑張っていきたい」と話していた。 フリー演技後については「更衣室付近で悔しさだったり、安心感だったり、いろんな感情から倒れこんでしまった」と説明。「スタッフさん、コーチの方に介抱される形に。ドクターの皆さんにありがとうございますと伝えたいです」「手と足の感覚がなく、苦しい感じ。先生、スタッフさんが『大丈夫、大丈夫』と言ってくれたことは覚えていて、感謝しています」とも振り返っている。
THE ANSWER編集部