「こたつ」と「エアコン」電気代が安いのはどっち? 節電のコツや、その他の暖房器具の電気代についても解説
だんだん寒くなってきて、こたつを出す家庭も増えてきたのではないでしょうか。暖房とこたつが両方ある家庭では、どちらのほうが電気代が安いのか、どんな使い方が経済的なのか、気になることもあると思います。 本記事では、こたつと暖房の電気代の比較から、節電のコツまでご紹介します。
こたつと暖房、電気代が安いのはどっち?
それでは、こたつと暖房の電気代を比較してみましょう。それぞれ必要な電力やおよその電気代について見ていきます。 まず、暖房を使用した際の電力ですが、主に6畳用のアイリスオーヤマのエアコン(IRR-2223C)を使用したとして、消費電力は445ワット(110~1105ワット)、1時間あたりの電気代は暖房で使用した場合で約14円になります。エアコンは、部屋全体を暖めるため、使用する電力は高めになっています。何時間も使用することを考えると、その分電気代もかさむことが懸念されます。 一方で、こたつを使用した時の電力は、6畳の部屋向けのニトリの折れ脚カジュアルこたつ(N950 WN)を使用したとして、消費電力は200ワットで、1時間あたりの電気代は強で使用した場合で2.2円です。 使用状況や使用する機器によって電気代は変わりますが、こたつと暖房の電気代を比べると、こたつが暖房の約6分の1の電気代となっており、圧倒的にこたつのほうが安いという結果になりました。 また、こたつは暖かい空気を中に閉じ込めておけるため、部分的に暖まりたいときに最適です。エアコンだけでは手足が寒いときでも、こたつなら集中して暖めたい部分のみに使用することができます。
こたつの電気代を節約するコツは?
エアコンかこたつかで迷った場合は、こたつを選んだ方が経済的であると分かりました。物価高の続く昨今、さらに、こたつを節電するコツを知っておくと、この冬の電気代を節約できます。 こたつの節電のコツは以下の4つです。 ・リモコンで細かく温度調節ができるこたつで、低めの温度に設定する ・省エネ効果のある「フラットカーボンヒーター」搭載のこたつを選ぶ ・ラグやカーペットを敷いて、こたつの暖房効果を高める ・こたつカバー、上掛け布団は大きめなものをチョイスする こたつには、温度調節ができるものと、オン・オフのみしかできないものの2種類があります。これからこたつを購入する人は、温度調節可能なものを選ぶことで、節電対策ができます。こたつの中が暖まったら、低めの温度に変えることで、電気代を少しでも節約するようにしましょう。 「フラットカーボンヒーター」は消費電力を抑えた省エネタイプのヒーターです。温度のムラが少ないため、全体を均一に暖めてくれることから、省エネを意識してこたつを選ぶ際におすすめですよ。 しかしこの2つは、すでにこたつを所有している人は買い換える必要があるため、難しいケースもあるかもしれません。その場合でも、こたつの下にラグやカーペットを敷く、こたつカバーは大きめのものにすることは、比較的取り組みやすいのではないでしょうか。こたつを使用するときは、床にラグやカーペットを敷いておくことで、こたつの中の空気が冷めにくく、暖かさが長続きします。 また、こたつ布団は小さいと足が出て冷えてしまったり、暖かい空気が逃げてしまったりしますが、大きい分には何の問題もなく使用できます。大きめでずっしりとした重さのあるこたつ布団を購入することで、熱を逃さず、より上半身近くまで暖めることができます。