“趣味・卓球”の普通の社会人なのに…3年連続全国8強で日本リーグも参戦 クラブチームBUDDY
居心地の良いチーム運営で規模が拡大
堀本真之介:設立から数年が経ち、後輩が増えたり女子チームができたりとチームが拡大していますね。 西田成利:1年、2年と経過していくなかで、チームとして面白いと共感してくれる方が出てきました。丸と生野が中心となって後輩を連れてきてくれて、チームが拡大しました。 社会人でも卓球を楽しめる環境を作りたいという意図があったそうです。 堀本真之介:丸さんと生野さんはどういうお考えでBUDDYのチームを運営していますか? 生野数貴:「みんなで集まれる場や時間を提供したい」「大学卒業しても卓球を続けたい」という気持ちから始めました。 チームを運営していくなか、「同じような思いでやっている人はいないのか」という話をよくしていました。 後輩を練習に呼んで、楽しく練習したり飲みに行ったりする中で、「一緒にBUDDYやっていかへんか?」と聞いた時に、「一緒にやりたい」と言うメンバーが出てきて規模が大きくなりました。 堀本真之介:今では京都にもチームがありますよね? 丸裕一郎:京都でよく練習させてもらっている下間平裕さんに、「一緒にチーム立ち上げませんか?」とお話ししたところ快諾いただき、卓球場でコーチをしている増田隆介(滝川高等学校→関西大学出身)や、後輩の清水大輝(龍谷大平安高等学校→龍谷大学出身)に声をかけていきました。 無事、6人集まって「BUDDY KYOTO」として全日本クラブ卓球選手権や全日本社会人卓球選手権に出場できるようになりました。今は京都と大阪の2拠点に東京を加えた、3拠点で頑張っています!
「卓球を通じて人生を豊かにしている」
堀本真之介:チームの特徴や雰囲気もお伺いしたいです。 生野数貴:大学時代、関西でやっていた選手ばかりなので、見たことがある、または知っているメンバーがほとんどで、雰囲気としては大学の延長線のような感じはあります。 以前は週1回練習していましたが、今は好きな時に集まって好きな時にやっています。 生野数貴:後輩の今田裕樹選手(龍谷大平安高等学校→立命館大学出身)にも何か聞いてみてください!(笑) 堀本真之介:後輩の立場から見てチームの雰囲気はどうですか? 今田裕樹:卓球好きな人が多い印象で、僕が入った時にはすでにチームができあがっていたので、僕はその船に乗っかっただけです(笑)。 今田裕樹:本当にみんな楽しく明るく、ワイワイしていて、卓球を通じて人生を豊かにしているなという感じがしますね。 まさに、関西出身のチームの良さというのが出ていますね。 西田成利:BUDDYに入る人は、卓球が好きな人が圧倒的に多いです。会ったときは仕事の話などにほぼならず、卓球の選手がどうこうとか、卓球のラバー・ラケットがどうこうとかそういう話のほうが多いです。 後輩が、人生を豊かにするところの視点を持ってくれているのは、とても嬉しいです。 80歳、90歳まで続けられるスポーツがどれだけあるかを考えた時に、卓球は年代別種目にハイエイティーがあるぐらい生涯スポーツに当たると思うので、卓球が好きであり続けることはとても大事なことだと思います。