【高校サッカー】「トルメンタ」高川学園が敗退、技巧派集団・静岡学園に秘技発動も得点ならず
<全国高校サッカー選手権:静岡学園2-0高川学園>◇2日◇3回戦◇浦和駒場 「トルメンタ(スペイン語で嵐)」旋風で注目される高川学園(山口)が、静岡学園の前に散った。 【写真】トルメンタを披露する高川学園 2回戦で前大会王者の青森山田を2-1撃破。CKの際にペナルティーエリア手前で選手たちが輪になって手をつなぎ、グルグル回ってからゴール前に入っていくかく乱戦法で得点を奪うなど、注目度が高まっていた。 技巧派集団の攻勢を受けながらも、前半は0-0で折り返した。しかし後半4分に静岡学園MF加藤佑基(3年)にドリブル突破を許し、先制点を奪われた。 その後も何度もピンチを迎えたが、GK高城柊哉(2年)が好セーブを連発。得点を許さなかった。反撃を仕掛け、途中出場の右MF中津海蓮恩(3年)のクロスボールから決定機を作ったが決定力を欠いた。 後半38分に相手選手を倒してPKを献上。しかし相手シュートはゴールバーの上に外れ、1点差をキープした。しかし直後に静岡学園MF篠塚怜音(2年)にゴールを奪われ、惜しくも敗れた。 この日、注目されたトルメンタを見せたのは前半に1度だけ。得点には結びつかなかった。