12月に行われる無差別級トーナメントのアジア予選でカリミアン、K-Jee、山口翔大、谷川聖哉がそれぞれ海外の強豪と対戦【K-1】
無差別級の中では体が小さい谷川は「真っ向から打ち合ったら相手に分がある。20~30kg重い相手を想定して練習している。これも最初から言っているが、打たせずに打つという、昔のK-1から日本人が勝っていった活路を復活させる。もう1回、K-1ブームを巻き起こしたいと思うので、これから5試合、何が何でも勝つ。どんな勝ち方でも勝ちたいという気持ちを見せたい」と語る。 ミドル級からの再挑戦となるのだが「ミドルには二度としないです。無理です。経験しないで言うのは違うなと思ったし、減量のしんどさも分かった。正直、今までは大きかったら多少ぽちゃぽちゃしていてもいいと思っていたが、今はそういう時代ではなくて見た目も大事。ただ強ければいいという時代ではないと思う。めちゃくちゃイケメンというわけでもないですけど、最低限、強そうな体に見せるとか。栄養の勉強もして、それがいま生きてきて、今は95kgくらい。5kgくらい水抜きをして、10月の試合は97kgくらいかなという緻密な計算もできるようになってきた。これを食べれば次の日調子がいいというものも分かった。今までは好きなものを好きなだけ食べて練習してということをやってきたが、そういうことをすることで格闘技にかける思いがまだ甘かったんだなと思った。それを踏まえても無差別級は無理とか言われるが、そんなわけはない。しっかり試合で示すのが仕事。腹筋が割れるってすごいんだなって思った。次の試合も腹筋は割れてますし、10月も12月も無差別でもクルーザーでもできるくらいの体重になると思うが、腹筋は割れます」と周囲の厳しい見方に反発。
山口は「どんな試合をというのは難しいが、僕は日本を代表して戦うので、相手が2メートル級だったり20~30kg重たい相手でも必ず勝つ。勝つためには空手時代にやっていた山口翔大を貫くというのが一番やと思う。僕は競技者として王者になりたいので、必ずどんな内容であってもどんな相手であっても勝つということをテーマにやっていく。(空手をやってきたことによる)自信があるかないかと言われるとちょっと怪しいが、僕にしかできない戦い方があると思っている。みんな勝手に自分が一番可能性があると信じていると思うが、僕も信じている。5歳から空手をやっているんで、ここで負けたら空手をやっていたことが寂しいじゃないですか。自分は人生が空手だったので、この人生を肯定したいなということで頑張っているので通用すると信じています」と語った。「空手の技で勝つのか」と問われると「どうなんでしょうね。めちゃめちゃ泥仕合すると思うんで、期待しないでください(笑)」ととにかく勝利に徹する姿勢を見せた。