〔東京株式〕軟調=日銀会合経て円高(31日後場寄り付き)
(後場寄り)後場の日経平均株価は前日比183円69銭安の3万9093円70銭と前場終値を下回って始まるなど、軟調だ。日銀の金融政策決定会合の結果発表を経て為替が若干ドル安・円高に振れ、輸出型銘柄中心に買いが入りにくい状況になっている。 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比160円60銭安の3万9116円79銭、東証株価指数(TOPIX)は12.62ポイント安の2691.10と、ともに反落。決算発表の内容が振るわなかった銘柄が売られたほか、米半導体株の下落を受けた関連株の下落も指数の重しになった。一方、好業績銘柄には買いが入って相場を下支えした。 42%の銘柄が値下がりし、54%が値上がりした。出来高は9億7661万株、売買代金は2兆1807億円。 業種別株価指数(33業種)はパルプ・紙、電気機器、鉄鋼、情報・通信業などが下落。上昇は金属製品、ゴム製品など。 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅安。出来高1億6468万株。 【グロース】グロース250は小幅高。グロースCoreは続伸。 (10時17分)日経平均株価は下げ幅を広げ、3万9000円を下回る場面もあった。米国で監査法人が辞任したスーパーマイクロコンピューターが急落し、他の米半導体株もそろって下落したため、東京市場でも東エレク <8035> など関連株の一角が売られて日経平均の重しになっている。決算発表で通期予想を下方修正した京セラ <6971> も急落。一方で業績予想を上方修正したアドバンテス <6857> は急上昇し、日経平均を下支えしている。「株価は決算次第でまちまち」(大手証券)の状態だ。 (寄り付き)日経平均株価は前日比97円67銭安の3万9179円72銭で始まった。前日までの上昇を受けた利益確定の売りが先行している。