〔東京株式〕一段安=利食い出やすく(31日後場中盤)
(13時47分)日経平均株価は一時下げ幅が400円を超えるなど、一段安。「3万9000円を明確に割ったことで、売りが強まった」(国内証券)という。日経平均、東証株価指数(TOPIX)ともに前日まで3連騰したこともあり、「利食いが出やすかった」(同)ようだ。もっとも、プライム市場全体では前引け時点に比べて値下がり銘柄数は減っており、小型株は底堅い。 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比183円69銭安の3万9093円70銭と前場終値を下回って始まるなど、軟調だ。日銀の金融政策決定会合の結果発表を経て為替が若干ドル安・円高に振れ、輸出型銘柄中心に買いが入りにくい状況になっている。 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比160円60銭安の3万9116円79銭、東証株価指数(TOPIX)は12.62ポイント安の2691.10と、ともに反落。決算発表の内容が振るわなかった銘柄が売られたほか、米半導体株の下落を受けた関連株の下落も指数の重しになった。一方、好業績銘柄には買いが入って相場を下支えした。 42%の銘柄が値下がりし、54%が値上がりした。出来高は9億7661万株、売買代金は2兆1807億円。 業種別株価指数(33業種)はパルプ・紙、電気機器、鉄鋼、情報・通信業などが下落。上昇は金属製品、ゴム製品など。 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅安。出来高1億6468万株。 【グロース】グロース250は小幅高。グロースCoreは続伸。 (10時17分)日経平均株価は下げ幅を広げ、3万9000円を下回る場面もあった。米国で監査法人が辞任したスーパーマイクロコンピューターが急落し、他の米半導体株もそろって下落したため、東京市場でも東エレク <8035> など関連株の一角が売られて日経平均の重しになっている。決算発表で通期予想を下方修正した京セラ <6971> も急落。一方で業績予想を上方修正したアドバンテス <6857> は急上昇し、日経平均を下支えしている。「株価は決算次第でまちまち」(大手証券)の状態だ。 (寄り付き)日経平均株価は前日比97円67銭安の3万9179円72銭で始まった。前日までの上昇を受けた利益確定の売りが先行している。