【神戸】公式戦5連勝へ鍬先祐弥「目の前の試合をしっかり戦うのが共通認識」10日に東京V戦
前節に首位に立ったヴィッセル神戸が、10日の東京ヴェルディ戦(味スタ)で公式戦5連勝での首位堅持を狙う。 神戸は10月23日のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)蔚山戦から天皇杯、リーグで勝利を重ねて4連勝。FW宮代大聖(24)がその間の全試合で得点を決めている攻撃、3試合でクリーンシートに抑えて安定感のある守備が一体となった戦いで、良い状態を保っている。 9日は神戸市内のいぶきの森球技場で非公開練習。オンライン取材に応じたMF鍬先祐弥(26)は「みんなが同じ方向を向いているし、そういった中で一致団結している。練習から高め合っているし、競争意識もある。全てのことがうまくいっていて、それが今の結果につながっていると思っている」と手応え。 今季J2のV・ファーレン長崎から加入した鍬先は、シーズン序盤こそ思うように出番を得られなかったが、8月以降のリーグ戦では11試合のうち10試合に出場。試合終盤に“クローザー”としての役割が多いが、持ち前の守備だけでなく、攻撃に顔を出す場面も増えている背番号25は「神戸の戦術を理解して、連係も取れている。良い意味で考えずにプレーできるようになった」。ターンオーバーで戦ったACLEや天皇杯の試合でも、確かな実力を示してきた。 首位で迎える残り3試合を前に口にしたのは「今の順位は特に意識せず、目の前の試合をしっかり戦うのが共通認識」といういつもと変わらぬ意識。リーグ連覇へ、神戸は最後までブレることなく戦い続ける。【永田淳】