【バレー】NECレッドロケッツ川崎・田中瑠奈「皇后杯は自分らしく思いっきりプレーができた」、伊藤一葉「長いコースを狙って決定打を出せた」
12月中旬、バレーボール世界クラブ選手権に出場したNECレッドロケッツ川崎は、開催時期の重なった皇后杯を辞退せず、チームを2つに分け、両大会に参加を果たした。 それは今夏のサマーリーグで柳田光綺コーチが話していた「今年のレッドロケッツはどんなタイトルも全部取りに行くという気持ちで戦っている」という言葉とも符合する選択だった。 結果として皇后杯は筑波大学に敗れ2回戦敗退となったが、フルセットの熱戦は見ごたえ十分。ファンにも選手自身にも一定の手応えと次へのステップを感じさせる内容となった。 選手層の厚いNEC川崎の中で、スタメンでの出場機会を得た移籍2年目の田中瑠奈選手、新人の伊藤一葉選手に話を聞いた。
■NECレッドロケッツ川崎 田中瑠奈選手(アウトサイドヒッター)
――スタメンでの出場。大会に入るにあたってどういう気持ちで臨んだ? 田中:チームは世界クラブ選手権と皇后杯が重なったので、二手に分かれる選択をしました。 自分にとっては出場機会を得られるチャンスです。皇后杯を勝ち切っていきたかったですし、チームはこの大会で2連覇をしていますので結果を背負って戦うことを強く意識していました。 敗戦にはなりましたが、自分らしく思い切りしたプレーができましたので、そこは良かったと思います。 ――具体的なプレー評価は? 田中:今シーズン、サーブを少し変えて臨んでいます。第1セットにSPが取れたのは良かったのですが、後半ではあまり相手を崩すことができなかったのでちょっと悔しいですね。 スパイクの部分でも、もっとリーダーシップを取って(得点源である)アウトサイドヒッターとして自覚を強く持ってプレーしたいと感じました。 ――NECに移籍して2シーズン目、新たな環境での成長は感じる? 田中:一人ひとりのスキルが高いチームです。試合にはなかなか出ることができていませんが、一緒に活動する中で、毎日成長している実感があります。 ――田中さんのプレーを見たいという声を多く聞きます。 田中:自分ももっとチームに貢献していきたい。でも、まだスキル不足を感じています。自分に厳しく、チームのためにできることをしっかり見つけて、どんどん成長していきたいですね。 これからも会場に足を運んでいただき、応援を続けていただければ嬉しいです。
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