チームによっては主力級!? 広島の現役ドラフト注目選手(3)カープの“目玉”になるか…?
日本野球機構(NPB)は、12月9日に2024年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する見込み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれていない選手の新天地での活躍が期待される。ここでは、今年の現役ドラフト候補になり得る広島東洋カープの選手を紹介する。
中村奨成
投打:右投右打 身長/体重:181cm/84kg 生年月日:1999年6月6日 経歴:広陵高 ドラフト:2017年ドラフト1位 かつて、夏の甲子園を沸かせた中村奨成だが、厳しい立場といえるだろう。 広陵高では1年時からベンチ入りし、3年時に大活躍。甲子園で6本塁打を放つなど、数々の記録を樹立してチームを準優勝に導いた。その後、地元球団の広島東洋カープにドラフト1位で入団した。 一軍デビューを果たしたのは、高卒3年目の2020年。外野手にも挑戦した翌2021年は一軍で39試合に出場し、打率.283(53打数15安打)、2本塁打、5打点、3盗塁をマーク。一軍定着への足がかりを築いた。 しかし、そのままスター街道を駆け上がることはできず。翌2022年は27試合の出場で打率.193(57打数11安打)、2023年は18試合の出場で打率.150(20打数3安打)と、高校時代の活躍は見る影もない状態になった。 今季は一軍とファームを行き来する状態となった中村奨。8月のDeNA3連戦では13打数5安打と結果を出す場面もありながら、最終的には30試合の出場で打率.145(69打数10安打)、1打点という苦しい数字に終わった。 現役ドラフトの対象となった際には、目玉となり得る存在だろう。
ベースボールチャンネル編集部