このままだと非常にヤバい…。J3リーグで大苦戦するチーム(6)悪夢の開幕3連敗…。1年での昇格に暗雲?
明治安田J3リーグが開幕し、各チームは13試合を消化した。J2昇格に向けロケットスタートを見せるチームがある一方で、勝ち点を積み上げることができず、今後に向け不安を残すチームも多い。今回は、開幕でつまずき黄信号が灯っているチームを紹介する。
ツエーゲン金沢 順位:8位(勝ち点19) 成績:5勝4分4敗(25得点23失点) 監督:伊藤彰 シーズンはまだまだ長く、8位につけているため、危機的状況というわけではない。しかし、昨季同じくJ3へ降格となった大宮アルディージャと比較すると、物足りなさを感じてしまう。このままだと、1年での昇格は厳しいかもしれない。 金沢は2014年のJ3リーグで、第21節から7連勝を含む13試合負けなしと終盤戦に圧倒的な強さを見せて見事に優勝。JFLからの昇格1年目でJ2へ昇格となった。だが、J2での戦いは厳しく、一桁順位に入ったことは1度もない。そして、昨季はJ2で9勝に終わり、J3降格となってしまった。 再起を誓って臨んだ10年ぶりのJ3だったが、開幕から3連敗。2024JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦のヴァンラーレ八戸戦でPK戦の末に敗戦となり、公式戦4試合勝利なしという厳しい状況に立たされた。続く第4節のテゲバジャーロ宮崎戦で勝利するも、第5節のカターレ富山戦で0-1の敗戦となった。 しかし、金沢はそこから8試合負けなしと復調。第8節の松本山雅FC戦では6得点を記録するなど攻撃陣が奮起している。今季ここまで25得点は首位・大宮を抜いてトップの数字だが、失点が23とリーグで2番目に多い。6得点の松本戦や6失点で敗戦したFC大阪戦、3-3となった奈良クラブ戦など派手な試合をする。課題である守備が安定すれば、1年での昇格が見えてくるかもしれない。
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