シニア社会時代の逆タイムマシン経営
「失われた30年」に続く「創造の30年」にするために
IT・デジタルの世界では、この30年ほどで大きくランドスケープが変わりました。次の30年間にはもっと変化しているかも知れません。私はシニア社会向けのインフラ・プロダクト・サービスを構築して、諸外国への輸出産業にしていくことが一つの方向性だと信じています。つまり、インターネットビジネス創成期のタイムマシン経営の逆を行く、「逆タイムマシン経営」として先行してシニア社会向けのインフラ・プロダクト・サービスを作り、10年後、20年後に本格的にシニア社会に突入してくる国々へ提供するのです。 既に日本はロボティックス技術や人工知能技術など、世界のトップクラスになりえる高い技術を持っているものの、産業・事業としてのプロデュース力が十分でなく、まだまだポテンシャルを発揮できていない様に見えます。したがって、これらのポテンシャルを有機的に結合させる事で、日本の再興を期待できるのではと考えており、そういったポテンシャルを持った企業の支援を行っています。中でも、生成AI技術を活用したウェルビーイングソリューションや空間価値を分析する事で快適な就業環境の提案をおこなったり、大企業内の新規事業創造を支援する企業など、今後「創造の30年」の一部になると期待しています。
茶谷公之