間一髪でクラッシュ回避!日本人ラリードライバーの“超絶フルカウンター”に「経験値の証」日欧のWRC公式Xが注目した神業の瞬間
【WRC】第13戦 ラリージャパン(11月23日/デイ3) WRC(世界ラリー選手権)で、日本人ドライバー勝田貴元が、横滑りを抑える見事なカウンターステアを炸裂させ、一歩間違えればリタイアしかねない状況からマシンを立て直す一幕に、WRCの公式Xも反応した。 【映像】超絶カウンターでクラッシュ回避の瞬間 今季、トヨタのフル参戦ドライバーとなった勝田貴元。シーズン中盤にトラブルやアクシデントが続き不振に陥った時期もあったが、前戦「セントラルヨーロピアンラリー」では、スーパーサンデーとパワーステージを制して復活の兆しを見せている。トヨタはこの最終戦でヒョンデを逆転するべくチーム一丸となっており、勝田もチームのために結果を出したいと意気込みを語っている。 競技3日目は天候に恵まれたものの、日本特有のコース幅の狭いワインディングが続き、さらに落ち葉が多く、路面が滑りやすいこともドライバーたちを悩ませた。そして迎えたSS12「恵那」で、このトリッキーな路面が勝田を襲った。右、左と連続してコーナーが続くエリアで左方向へハーフスピンしそうになると、勝田は咄嗟にステアリングを右方向へ切ってフルカウンターを当てた。すると、マシンは左側の石壁に接触することもなく、なんとかギリギリでクラッシュを回避。運も味方して、クラッシュを間一髪で避けることができた。 この勝田の鋭い反射神経と神業テクニックは、日欧のWRC公式Xでも取り上げられており、日本版では「これにより16秒落とすが、逆これでリカバーできたのが経験値の証です」と称賛するコメントも付けられている。勝田はデイ3を終えて総合5位。3位と14秒3差で表彰台圏内につけている。 (ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)
ABEMA TIMES編集部