能登で復興願う花火 中越地震被災の小学校も協力 石川・七尾
能登半島地震の被害を受けた石川県七尾市の上空に6日、復興祈願の花火が打ち上がった。 2004年の中越地震で被災した新潟県長岡市の豊田小学校と、七尾市の小丸山小学校の6年生が、募金やクラウドファンディングで協力して実現した。 長岡市では、中越地震の復興を願う「フェニックス花火」が、毎年打ち上げられている。能登の地震について授業で学んだ豊田小の児童から「能登の被災地を応援したい」と声が上がり、小丸山小の児童らに開催を呼びかけた。 花火は午後5時から約15分間にわたって打ち上がった。小丸山小の橋本紘汰さん(12)の自宅前の道路や神社には、地震の被害がいまだに残るという。「花火がもっと早い復興につながってほしい。企画してくれた豊田小の友達には『ありがとう』と伝えたい」と話した。(金居達朗)
朝日新聞社