映画『ボルテスⅤ レガシー』のコラボビールを飲み比べてみた(Vol.Ⅰ)
本題のビールに話を戻そう。Oさんからいただいたコラボビールをいつ、どこで飲むかが肝心だ。『十一人の賊軍』の時のようにアクシデントによって2回に分けて飲むのは勘弁したい。そんなときに救いの手が差し伸べられた。
「クラフトビールと和牛しゃぶしゃぶの会は11月12日にしましょう!」
フリーカメラマンの斎藤克己さんから「美食&クラフトビールパーティー」の日程決定のLINEが届いたのだ。克己さんとは、彼の自宅で年に数回、美食&クラフトビールパーティーを開いている。前回の開催は7月だった。秋も深まり鍋に合う季節になったので、秋の開催をお願いしていたのだ。懸念は日程だった。克己さんは北米競馬の祭典と呼ばれるブリーダーズカップを撮影するために10月28日に渡米して約1週間、西海岸のデルマーに滞在。スケジュール次第では連載100回に間に合わない可能性もあったが、11月12日の開催と決まったことでなんとか間に合った。ほっ。
今回は東映のコラボビールを持って伺いますと伝え、当日を迎えた。
「美食&クラフトビールパーティー」には7月開催と同じく、克己さんの自宅近くに居を構える友人も参加させてもらった。実は彼、『十一人の賊軍』のコラボビール11本を飲み比べの際、急な発熱でドタキャンした相棒(クラフトビールを一緒に飲んでくれる愛好家)と同一人物。彼にとって、今回は熱発回避(競馬でよく使う表現です)のリベンジの場でもあるわけだ。
その日、友人は仕事があるため、克己さん宅に到着できるのは午後5時前後。そこからコラボビールの飲み比べを始めることにしたが「鈴木さん、早めに来られるならシャンパンでも飲んでましょうよ。ハワイで買ってきた、おいしいサーモンがあるよ」と克己さん。克己さんはハワイにも自宅があるのだ。お言葉に甘えて午後3時半頃にお邪魔した。オニオン&ガーリックローストのマカデミアナッツもおいしかった。
5時過ぎに友人が到着。クラフトビールに詳しい彼に飲む順番を決めてもらうことにした。横浜ビールはODMで、それ以外は今回のコラボのために造った完全オリジナルと伝えると、「だったらODMの横浜ビールはラストにしましょう。ここじゃなくても飲めるわけだから」。