映画『ボルテスⅤ レガシー』のコラボビールを飲み比べてみた(Vol.Ⅰ)
でも、『ボルテスⅤ レガシー』ってなに? 肝心なことを聞き忘れていた。
Oさんによると、1977年から78年にかけて放送されたテレビアニメ「超電磁マシーン ボルテスⅤ」。それを絶大な人気を博したフィリピンでリメークした実写版だという。フィリピンでは映画1本と90話のテレビシリーズが制作され、10月18日から日本で公開された映画『ボルテスⅤ レガシー』は、フィリピン版には含まれていなかったシーンの追加を含む再編集を行い、映像のクオリティーを大幅に高めた「超電磁編集版」だそうだ。
「超電磁マシーン ボルテスⅤ」は、残念ながらテレビで見た覚えがない。恥ずかしながら「ボルテスⅤ(ファイブ)」を「ボルテスV(ブイ)」だと思っていた(調べてみてわかったが、その前につくられた『超電磁ロボ コン・バトラーV』の読みが「コン・バトラーブイ」だったことに引っ張られたようだ。「コン・バトラーV」は記憶にある)。
なぜⅤ(ファイブ)かといえば、主人公ら5人の少年少女が操縦するマシンが合体して人型ロボットとなって活躍するからだ。その人型合体ロボが「ボルテスⅤ」というわけ。5つの醸造所に依頼したのもⅤ(ファイブ)にかけているわけだ。ようやく気付いた。
予習終わり、と思っていたら東京MXテレビで『超電磁マシーン ボルテスV』セレクション(HDリマスター版)が放送されていると知った。だが、時すでに遅し。見ることができたのは11月5日に放送された最終回のみ。とはいえ、1回でも見るのと全く見ないとではコラボビールを飲むときの印象は違うと思って最終回を見た。それまでのストーリーはまるで知らず、戦いの舞台がどこなのかわからないが、物語の主人公である剛三兄弟と、地球に侵略してきたボアザン帝国の皇子ハイネルが異母兄弟という衝撃の事実が明かされて物語はクライマックスを迎えた。
見終わると、次の週からTVシリーズ『ボルテスⅤ レガシー』“超電磁リスペクトTV版”が放送されることを知った。フィリピンで制作された実写版テレビシリーズの『ボルテスⅤ レガシー』を再編集したものだという。これも見なければ。