【ラグビー】早大・矢崎由高が約40メートル前進「自分の仕事」JAPAN XV敗戦も魅せた
<ラグビー強化試合・リポビタンDチャレンジカップ2024:JAPAN XV10-36マオリ・オールブラックス>◇29日◇東京・秩父宮ラグビー場◇観衆1万3565人 日本代表を軸に構成するJAPAN XVが、マオリ・オールブラックスに10-36で敗れた。同点の前半18分、22日イングランド戦に続いて先発した20歳FB矢崎由高(早大)が、自陣からスピードで左外に相手を振り切った。約40メートル前進で好機を演出し「自分の仕事で求められている。スペースが空いていたから行った」と冷静に振り返った。 共同主将を担うフッカー原田衛(BL東京)は前半6分、素早いボールの持ち出しで先制トライ。前半は5-17で折り返したが、後半はミスからスペースを突かれる展開が続いた。計6トライを献上し、ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「結果は怒っている。負けるのは大嫌い」。その上でスクラムなどを収穫とし「矢崎は恐れることなく挑戦していた」とたたえた。7月6日に豊田スタジアムで第2戦に臨み、同13日ジョージア戦(ユアスタ)からテストマッチが再開。若手のアピールは続く。【松本航】