31歳宇良、けが乗り越え涙 京都で小結昇進祝賀会
大相撲で昨年11月の九州場所後に小結に昇進した31歳の宇良の昇進祝賀会が23日、母校の鳥羽高がある京都市内で行われた。大けがを乗り越えての三役に、約400人の出席者の前でのあいさつでは「感慨深く、感謝の気持ちでいっぱい。皆さまのおかげでここに立てた」と感極まって涙を見せた。師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)は「長く現役を続けていただきたい」と激励した。 宇良は膝の故障で幕内から序二段まで転落したが、2021年名古屋場所で再入幕した。新小結で迎えた今年1月の初場所は6勝9敗と負け越したものの、千秋楽に「伝え反り」で白星を挙げるなど観客を沸かせた。