「非常戒厳」で蒸し返された韓流俳優の「朴正熙を尊敬する」発言…20年前
【12月10日 KOREA WAVE】韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領による「非常戒厳」宣言を機に、俳優コン・ユ(45)が故パク・チョンヒ(朴正熙)元大統領を「素晴らしい男性」として挙げた20年前のインタビューが問題視され、本人が「もっと慎重であるべきだった」と釈明に追い込まれた。 2005年、コン・ユはファッション雑誌「VOGUE GIRL」のインタビューで「最も素晴らしいと思う男性は?」という質問を受けた。その際「父、マイケル・ジョーダン、パク・チョンヒ」と回答した。 この発言が今回の「非常戒厳」宣言後、オンラインコミュニティで再び取りざたされ、議論を呼んでいた。 コン・ユは5日、Netflixシリーズ「トランク」の記者会見でこの問題に言及。「あれはエンターテインメント業界の何たるかをよく理解していなかった20年前、純粋だったころの発言だ」と述べた。そして「そのインタビューは深い対話を伴うものではなく、単なる書面形式での質問だった」と当時の状況を説明した。 さらに「重要なのは、私はそのような道徳的・倫理的な意識を持って生きてきたわけではないという点だ」と強調した。最近の「非常戒厳」宣言に関連する状況についても「私も多くの方々と同じようにこの事態に胸を痛め、生中継を夜通し見守っていた」と語った。 パク・チョンヒ氏は民主化前の1970年代に戒厳令を宣布したことで知られ、その人物像が今回改めて注目を集めている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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