K・フィリップスはマンCからの完全移籍を望むが…… 興味を示す2つのプレミアクラブはレンタルでの獲得を検討か
今夏の去就はいかに
マンチェスター・シティに所属するMFカルヴィン・フィリップス(28)は今夏退団が濃厚と考えられている。 2022年にリーズからシティにやってきたフィリップスはペップ・グアルディオラ監督のチームでは存在案を残せていない。加入1年目は怪我の影響もあり595分の出場時間に終わったが、2年目も状況は変わらず、冬の移籍市場でウェストハムへ半年間のレンタル移籍を果たした。 フィリップスにとって再起をかけたレンタル移籍だったが、失点に絡んだり、退場したりとチームに貢献できず。出場数も10試合のみとなり、「ウェストハム史上最悪の補強」とサポーターに言われてしまった。 そんなフィリップスは現在シティに戻っており、アメリカで行われているプレシーズンツアーに参加している。セルティック戦とACミラン戦に出場しているが、同じポジションを争うのがロドリということもあり、今夏の退団を検討していると考えられている。 英『Football Insider』によると、フィリップスはこれ以上のレンタル移籍は望んでおらず、今夏に完全移籍にてシティを退団したいと考えているという。しかし、同選手の獲得を検討しているエヴァートンやアストン・ヴィラはレンタルでの獲得を検討している模様。シティはフィリップスの完全移籍を目指して、獲得時の半額以下となる2000万ポンドにまで金額を下げて、オファーを受け入れる準備をしているが、同選手の移籍はそう簡単にはいかないかもしれない。 シティに加入して2年間苦しい時間を過ごしているフィリップス。キャリアを再び軌道に乗せるためには完全移籍で、新たなクラブへ移りたいと考えているようだが、今夏の去就はどのような形で決着するのか。
構成/ザ・ワールド編集部