火の山ロープウェイまもなく運行最終日 リニューアルへ
山口朝日放送
下関市の火の山ロープウェイは、火の山一帯の再整備のため、一旦、運行を終えます。 10日の運行最終日を前に、名残りを惜しむ多くの人が利用しています。 yabリポート 「まもなくきょうの始発便が運行されるんですけれども、ご覧のように、多くの人が列をつくっています。」 午前10時前、ロープウェイ乗り場にはおよそ40人が並びました。 火の山ロープウェイは1958年に開業し、これまで、およそ1350万人が利用してきました。 火の山一帯の再整備事業でロープウェイも2027年春にリニューアルされるため、いまのロープウェイの運行は10日が最終日です。 市内外から訪れた人たちは関門海峡の景色を楽しんでいました。 周南市から訪れた人は 「終わりということで慌ててきた感じです。」 「間に合いました。いいですよ、ロマンがあってね、昭和ロマンですよ。フフフフ」 下関市内からも 「なくなると聞いて。ああ、下関がいろいろ変わっていくでしょ、だんだんね。だから、ちょっとでも覚えておこうと思って。」 「車内の機器がね、昔の機器で、機器っていうかスイッチがあったでしょ。あんなのも結構なつかしく思ったですね。」 現在のロープウェイは1978年から使われている2代目です。 開業から66年。 細やかなメンテナンスで無事故営業を続けてきました。 火の山ロープウェイ 古澤卓巳さん 「高校卒業してすぐここに入って、運転とメンテナンスを30年間ずっと行ってきました。お時間がある方は乗りにきていただいて、最後まで笑って、思い出作ってもらって帰ってもらえたら」 66年の歴史に一旦幕をおろす10日には記念式典が行われます。