岡山市職員「ばれないだろうと甘い考えで」私的に公用車使い減給 通勤や帰省で計13回、市が懲戒処分
岡山市は8日、通勤や帰省で公用車を計13回私的に使ったとして、環境局の副主査級の男性職員=40代=を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。 市によると、職員は2023年12月から今年9月にかけ、市外の自宅からの通勤で9回、広島県内の実家への帰省で4回、所属課の軽自動車を使った。 9月上旬、同じ車を使った同僚がガソリンの減少ペースなどを不審に思い、課内で調査。職員が不正利用を認め、私的に運転した距離計約2100キロ分のガソリン代2万7493円を返却した。 職員は市の聞き取りに「ばれないだろうと甘い考えで使ってしまった。市民の信頼を裏切り、大変反省している」と話しているという。市は地方公務員法の信用失墜行為に当たるとし、上司の所属長を口頭注意とした。