王者サトシが中村K太郎に1RKO勝ち。試合後のリングで兄マルキーニョスに感謝の言葉と妻に指輪【RIZIN】
「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」(3月23日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)のメインイベントでRIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)と元DEEPウェルター級王者の中村K太郎(UNITED GYM TOKYO)が対戦した。試合は1RでサトシがKO勝ちを収めた。 サトシは昨年7月の「超RIZIN.2」でのパトリッキー・ピットブル戦以来の再起戦。サトシは2021年6月の東京ドーム大会でトフィック・ムサエフを破り王座を獲得。その後、矢地祐介、ジョニー・ケースを相手に防衛を重ねている。2022年大晦日に行われたBellatorとの対抗戦ではAJ・マッキーに判定負け。昨年は5月のスパイク・カーライル戦では判定勝ちを収めるも、7月の「超RIZIN.2」ではAJ・マッキーの欠場に伴う緊急参戦でパトリッキー・ピットブルと対戦しTKO負けを喫した。この試合で右手を骨折し長期欠場となっていた。 中村は昨年4月に3年4カ月ぶりのRIZIN参戦を果たすとストラッサー起一にTKO勝ちを収めた。今回はその時のウェルター級からライト級に階級を下げての参戦となる。また2019年のRIZINデビュー戦ではサトシの兄マルコス・ヨシオ・ソウザに1RでTKO勝ちを収めている。
1R、サトシはオーソドックス、中村はサウスポーの構え。サトシは右ハイ。なおもサトシは強烈な右ミドル、右インローを放っていく。そしてサトシは右ハイで中村をダウンさせる。倒れながらその足を取った中村がなんとか足にしがみつくが、サトシはパウンド、鉄槌、そしてサッカーボールキック。立ち上がった中村になおもパンチの連打を浴びせるサトシ。なんとかガードする中村だったが、動きが止まるとセコンドがバトンを投げ入れ、サトシのTKO勝ちとなった。 サトシは試合後のマイクで兄マルキーニョス(マルコス・ヨシオ・ソウザ)に感謝の言葉を述べた。そして続けて妻のユリさんにプロポーズ。このプロポーズについてはPPVでの実況席でも「結婚してなかったの?」と驚きの声が挙がったのだが、サトシは試合後の会見で「7年前くらいに私たちは結婚したけど紙(婚姻届)だけで、子供が産まれたばかりでパーティーも友達と集まったりもできない。その後は一緒に住んでいるから“子供の将来のためにこのお金は積み立てよう”とか、今度は車を買うとか、家を買うとなって、こういうイベント事は、指輪もパーティーもやっていない。だから奥さんを7年待たせてしまっているから、今日、スペシャルな日にみんなの前でやりたいって思った」と説明した。