大谷翔平とアーロン・ジャッジ、「どちらがより歴史的なシーズンを送っているのか?」
また、「彼が身長193センチ、体重95キロ(『40-40』を達成した選手で同じくらい大きかったのはホセ・カンセコのみ)で、これを達成しているという事実に加え、トミー・ジョン手術から回復中であるということが、これをより途方もないことにしている」と指摘した。
そして、両者ともに並外れたシーズンを送っているが、定義として歴史的なのはオオタニのみである」と結論付けている。
ブライアン・マーフィー記者も同様に、「トミー・ジョン手術から回復中である」部分について触れつつ、「オオタニの2024年シーズンの方が歴史的」とし、「我々は世界で最も才能のある野球選手による、メジャーリーグで一度も達成されなかった偉業を目撃しているのである」と綴っている。
一方、データ関連の記事でお馴染みのサラ・ラングス記者は、「この2人の優劣をつけるのは不可能」であり、「この2人によるパフォーマンスを同時に目撃できるのは非常にラッキーなこと」と前置きしつつも、「どちらがより歴史的なシーズンを送っているかというアプローチを採るならば、答えはオオタニだ」と、自らの立場を明らかにした。
同記者によると、その根拠は「50-50でさえなく」「重要なのは、とても優れた投手が、パワーとスピードを兼ね備えたシーズンを送っているという事実」であると指摘。
「オオタニが40盗塁に達したとき、彼は200奪三振以上をマークしたシーズンを記録しつつ、40盗塁以上をマークしたシーズンを記録した5人目の選手となったが、他の4人がこの記録を作ったのは、マウンドが現在の距離に定められた1893年より前のことであり、現代的な盗塁のルールが定められたのは1898年のことである」とした。
それに加え、「彼は本塁打と盗塁の両方でメジャー2位につけている」が、「これまで同一シーズンを本塁打と盗塁の両方でトップ2に入って終えたのは、1908年のホーナス・ワグナーと1909年のタイ・カッブのみである」という観点から、大谷の達成がいかに歴史的であるかについて論じている。