新NISA利用の実態調査、投資先1位は「投資信託(米国株)」 年間投資予定額は「10万円~30万円未満」が最多に
バイアンドホールドは、「スタート1カ月での新NISA利用の実態調査」を実施し、その結果を公表した。
■22%が新NISA口座を開設、17%が今後開設予定
回答者全員に新NISA口座を開設しているか聞いたところ、「開設している」との回答が22%、「今後開設する予定」との回答が17%、「開設していない」との回答が最多の61%となった。
■投資枠の利用状況は「つみたて投資枠」のみが46%で最多
次に、新NISA口座を「開設している」と回答した660人を対象に、つみたて投資枠と成長投資枠のどちらを利用しているか聞いたところ、「つみたて投資枠」が46%で最多に。
2位は「つみたて投資枠と成長投資枠を併用」で30%、3位は「成長投資枠」で16%となった。また、「つみたて投資枠」の利用者は合計で76%、「成長投資枠」の利用者は合計で46%であることが分かった。
■投資先トップ3は「投資信託(米国株)」、「投資信託(全世界株)」、「個別株(日本株)」
続いて、660人に対して具体的にどのような商品に投資しているか聞いたところ、1位が「投資信託(米国株)」、2位が「投資信託(全世界株)」、3位が「個別株(日本株)」となった。
次に、「投資信託(日本株)」が18%、「個別株(米国株)」が14%と続く結果に。
「投資信託(全世界株)」の約6割が米国株への投資であることを考慮すると、米国株と日本株に人気が集中していることが伺える。
■年間投資額は54%が「100万円未満」を予定
新NISA口座を開設している660人に対して、今年1年間で新NISAを利用して合計いくらを投資する予定か聞いたところ、「10万円~30万円未満」が16%で最多となり、次いで「未定」が14%、「30万円~50万円未満」が12%と続いた。
また、9%の人が年間投資枠の上限である「360万円」と回答し、過半数の54%の人が「100万円未満」と回答したことも分かった。
■つみたて投資枠の利用額は上限の「10万円」が19%で最多
新NISAで利用しているサービスとして「つみたて投資枠」、「つみたて投資枠と成長投資枠を併用」と回答した504名に対し、つみたて投資枠での月々の積立金額を聞いた。
その結果、上限額の「10万円」と回答した人が19%で最多となり、2位以下は「3万円~4万円未満」が16%、「2万円~3万円未満」と「1万円~2万円未満」がともに13%という結果に。
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