【高校サッカー鳥取全力応援】運命のめぐり合わせ「米子北」を応援したい5つのこと
4.地域貢献
プレミアリーグWESTのホームゲームでは、毎回必ず催し物を行ってきました。 地域の人々にサッカーに親しんでもらうこと、子どもたちにサッカーの楽しさを知ってもらうことなどが狙いで、試合前の地元小学生によるエスコートキッズやミニゲーム、プロレスや栄養講座などを開催してきました。また地域の子どもたちを対象にサッカー教室を開くなど、地域貢献に尽力してきました。 米子北の選手に憧れを抱いた子どもたちが、米子から全力エールを送ります。
5.8番のユニフォーム
今年夏のインターハイ3位入賞に貢献した柴野惺選手(3年)。大会優秀選手にも選ばれ攻守ともにチームに欠かせない選手でしたが、右ひざ半月板損傷のケガにより手術を行い、この全国大会を諦めることになりました。 それでも彼は気丈に振る舞い、率先して荷物を運んだり選手に声をかけたりと、笑顔を絶やさず周りを鼓舞しています。その笑顔の裏にある思いや悔しさを知るチームメイトは「柴野とともに全国へ」を掲げ、有言実行。 また柴野選手がつけていた8番はどうするのかと中村真吾監督に尋ねると「他の選手につけさせるつもりはない。8番は柴野の番号だから」。不器用な監督の、精いっぱいの柴野選手への思いがその5秒で語られました。 米子北ベンチに掲げられた8番のユニフォームが、ピッチの選手を何度でも立ち上がらせます。 米子北高校の初戦は、12月29日に行われる前橋育英高校との1回戦。初のベスト4、さらに全国優勝を目指して戦います。 (取材・文 高校サッカー選手権民放43社/日本海テレビ)