ロッテの20歳・田中晴也がプロ初勝利 五十嵐氏絶賛「角度のある低めの真っ直ぐがよかった。コメントも100点満点」
◆ 新潟・日本文理高卒、身長186センチの長身右腕 ロッテは日本ハム9-6で勝利。今季全敗だった敵地・エスコンフィールドでの連敗を「7」で止め、貯金は再び「5」となった。 ロッテ打線は2回、一死から連続四球で好機を作り、7番・佐藤都志也が5号3ランを右翼フェンス裏のブルペンへ運び先制。3-5と2点を追う6回は再び佐藤の右前適時打で1点差とし、9番・藤原恭大の三塁線を破る2点適時二塁打で6-5と逆転した。 その後も3番・荻野貴司の投手を強襲する適時内野安打などで2点を追加。8回は荻野のスクイズで9点目を奪い、佐藤は先制3ランを含む3安打4打点、藤原は決勝打を含む3安打2打点と下位打線の二人で計6打点を記録した。 プロ2戦目となった先発の田中晴也は、2回まで1安打無失点の好スタート。しかし3点リードの3回は遊撃・友杉篤輝の送球エラーからピンチを招き、1点を失ったあと日本ハムの新外国人フランミル・レイエスに痛恨の満塁弾を浴び瞬く間に5失点となった。 それでも4回と5回は再びゼロを刻み、味方打線の逆転劇で勝利投手の権利をゲット。6回以降はリリーフ陣が無失点リレーで締め、5回5安打5失点(自責点0)の田中はプロ初勝利、9回を締めた益田直也は今季11セーブ目をマークした。 3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、解説者として出演した五十嵐亮太氏が「投げているボールとか抑え方というのはたまたまじゃない。しっかり意図を持って投げていた」と、高卒2年目の20歳・田中のポテンシャルを絶賛。 「もちろんホームランは本人も悔しかったと思うが、それ以外はしっかりとコース、ゾーンに投げ込んでいた。変化球も低めに集められていましたし、特に角度のある低めの真っ直ぐがよかった」と賛辞は止まらず、「落ち着いてるし、最後(ヒーローインタビュー)のコメントも100点満点。やっぱり野球選手って、何か聞かれたときの受け答えで『行けそうだな』というのが伝わってくる」と、大成しそうな逸材であることを力説した。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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