「私にとっては完璧だ」圧巻2発でマンUを救ったホイルンド、同僚と口論を起こすも…なぜアモリム新監督は大歓迎?
「とても良いじゃないか」
現地時間12月12日に開催されたヨーロッパリーグのリーグフェーズ第6節で、マンチェスター・ユナイテッドは、プルゼニと敵地チェコで対戦。48分に守護神アンドレ・オナナのミスから先制を許すも、途中出場のラスムス・ホイルンドが2発を叩き込み、2-1で逆転勝利を収めた。 【画像】なんで出さないんだよ!ホイルンド激怒の一部始終 勝利の立役者となったホイルンドだが、チームメイトに怒りを露わにする場面もあった。すでに2-1となり迎えた90+4分だ。 カウンターからアマド・ディアロが抜け出す。ホイルンドも並走しており、パスを出す選択肢もあったが、ディアロは自ら完結させる方を選んだ結果、結局シュートまで持ち込めずに終わった。すると、9番を背負う21歳のデンマーク代表FWは、「なぜ出さないんだ!」とばかりに、激しいジェスチャーで自らの気持ちを伝えたのだ。 怒りが収まらないホイルンドは、タイムアップの瞬間にも不満をぶちまけ、ディアロとちょっとした口論を起こした。 ただ、ルベン・アモリム監督は問題視するどころか、むしろ歓迎している様子だ。英紙『Mirror』によれば、エリク・テン・ハーフの解任を受け、先月にスポルティングから移籍したポルトガル人指揮官は、「私にとっては完璧だ」と説明した。 「お互いに戦う必要があるなら、それは家族のようなものだ。だから非常に良い兆候だ。私たちは何かを感じなければならない。重要なことだよ。気にしない時は何もせず、気になる時は、兄弟、父親、母親と戦う。それは普通で、ポジティブで、健全だ。 私は選手たちとキャプテンに事態を落ち着かせるようにさせ、あまりにも酷いと思ったらドレッシングルームに入る。だけど、そこは彼らのスペースであり、彼らは話し、戦わなければならない。試合に勝ったうえで、まだお互いに戦っているのが嬉しいよ。勝って、もう1点取りたいからチームメイトと戦うなんて、とても良いじゃないか」 フラストレーションを内側に溜めず、はっきりと言い合える関係性はまさしく家族で、健全そのものだと考えているようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部