訂正(発表者側の申し出)-台湾鴻海、AI需要で第4四半期売上高が過去最高 予想上回る
(5日付配信記事で発表者側の修正により、5段落目の12月売上高で「同月で過去2番目の高水準」を削除します) [台北 5日 ロイター] - 世界最大の電子機器受託生産企業である台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が5日発表した第4・四半期決算は、売上高が市場予想を上回り、過去最高を記録した。人工知能(AI)サーバー需要が引き続き旺盛となっている。 売上高は前年同期比15.2%増の2兆1300億台湾ドル(約647億2000万ドル)。LSEGスマートエスティメートの予想(2兆1000億台湾ドル)を上回った。 鴻海は、AIサーバーの堅調な需要により、クラウドおよびネットワーク製品部門の収益が大きく伸びたと説明。同社の顧客にはAI半導体大手の米エヌビディアが含まれる。 iPhoneを含むスマート・コンシューマー・エレクトロニクス部門は前年比でほぼ横ばいの伸びとした。 12月単月の総売上高は6548億台湾ドルに達し、前年同月比42.3%増。 鴻海は現在の2025年第1・四半期について、「事業全体が徐々に伝統的なオフシーズンに入った」と説明。24年第4・四半期に記録的な高収益を上げても、続く第1・四半期の業績は過去5年間の平均とほぼ同水準となる見通しで、前年比で大幅な伸びを示すと予想した。具体的な数字は示さなかった。 同社は3月14日に第4・四半期決算の詳細を発表する。