<センバツ・目指せ!日本一>智弁和歌山 選手紹介/12 江島塁唯選手/金田雄太郎投手 /和歌山
◇足に自信、スパイクは4種 江島塁唯選手(1年) 「足には自信がある。盗塁成功率100%を目指したい」と、走塁に積極的な姿勢を示している。 持っているスパイクは4種類。練習で試しながら、使い分けるという。「足の裏の感覚が大事。盗塁や走塁のしやすさにもつながる」と、こだわりを見せている。 昨年は県下新人戦の直前、右足首を故障した。「背番号をもらい、ベンチ入りしたところだった」と、その悔しさを忘れていない。一方、1カ月ほど下半身を鍛える練習ができなかった間に、使える上半身強化に集中。ベンチプレスや、手首を鍛えるトレーニングなどにも励み、決して無駄な時間にしないことに努めた。 「野球は一人でやるものではない。チームが大切。足りていない部分を補えるように」と心に誓う。その走力を生かす日に向け、準備を続ける。 ◇光る直球、主将らが太鼓判 金田雄太郎投手(1年) 中学時は、打たれることに不安を感じる気弱な面があったと自覚している。今では「これだけ練習すれば、打たれることはない」と信じて、マウンドに上がるようにしている。 直球には自信がある。リリース時に球を押し込むような投球フォームで、青山達史主将(2年)らからも「スピード以上に速く感じる」と太鼓判を押されている。 中学では陸上部にも所属していた。その経験は野球にも生き、短距離のダッシュなどを練習メニューに取り入れ、下半身を強化している。陸上競技との違いを「野球は一瞬で勝負が決まるのではなく、最終回まで何が起こるか分からない楽しさがある」。 昨秋の県2次予選、近畿大会ともにベンチ入りは果たせなかった。「家族に活躍する姿を見せて元気を届けたい」と、強い気持ちを持ち続ける。