「週1でOK。むしろ毎日は避けたほうがいい」初心者ランナーに最適なランニング頻度とは?米ランニングコーチが解説
誰にとっても「これがベスト!」というようなランニングシューズやトレーニングプラン、エナジージェル(マラソン補給食)が存在しないのと同じように、理想的なランニングの頻度も人それぞれ。 【写真】初心者向け!挫折しないランニングの始め方 「週に何回走るべき?」と尋ねるランナーは多いけれど、これは個々のライフスタイルや目標次第でまったく異なるもの。一度自分にぴったりのペースが見つかったとしても、トレーニングの内容や生活スタイルが変われば、その都度アプローチを柔軟に見直していく必要がある。 そこで『Runner’s World』誌は、「Women’s Running Academy」の創設者であり、UESCA認定ランニングコーチのアリソン・マリー・ヘルムズ博士と、ニューヨーク市にある「Mile High Run Club」で認定ランニングコーチを務めるラジ・ハティラマニ氏に話を聞いてみた。ランニングの頻度について知っておくべき内容は以下の通り。 ※この記事はランナーズワールドの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。
ランニングの頻度を決める際に考慮すべき要素
・目標 ・経験 ・現在のフィットネスレベル ・怪我や健康状態など
週に何回走るべきかを決める方法
「週にX回走れば効果的なのか、ランナーと呼べるのに十分なのか」などと疑問に思っているなら、答えはこう。週に1回でも毎日でも、どんな頻度でも、そのランナーに合った頻度であれば有効であり、しっかりとしたメリットが得られる。
ランニングの頻度において「継続」と「完璧」を混同しないように
パフォーマンスの向上を目指している人も、健康な体を作り怪我を予防するのが目的の人も、トレーニングを継続することは肝心。とはいえ、ヘルムズ博士とハティラマニ氏は、すべてを計画通りに走り切ることにこだわり過ぎるのはよくないと警告している。 「継続と完璧が結びついてしまっているんです。毎日計画通りにすべてをこなし、それを繰り返して、また繰り返して、みたいに」とヘルムズ博士。でも、どんなトレーニングプランも柔軟であるべきで、身体的、精神的な健康を最優先にすべき。「自分を追い込み、回復や睡眠、良質な栄養、そしてトレーニングをサポートするその他の要素を犠牲にしてまで無理に継続しようとすると、どれだけトレーニングしてもその投資に見合う結果は得られないでしょう」 「継続は、目標を達成するためのトレーニングにおいて、規律とモチベーションを養ううえで非常に重要です」とハティラマニ氏。「ですが、自分のコントロールの及ばないことが原因で継続するのが難しくなったときは、それはそれで何も問題ないのです」