熊野川と瀞峡の舟下りが運航開始 和歌山、観光定期便
和歌山県新宮市の熊野川町ふれあい公社が2日、熊野川と支流の北山川で運航する川舟観光の「熊野川舟下り」と、「瀞峡めぐり」の定期便を始めた。熊野川は、熊野古道で知られる世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部で「川の参詣道」とも呼ばれる。 熊野川舟下りでは、熊野詣でにまつわる巨岩などの風景をガイドの説明を聞きながら、約16キロを約1時間半かけて下る。 「瀞峡」は和歌山、三重、奈良3県の境を流れる北山川にある峡谷。瀞峡めぐりでは、奇岩、巨岩が連なる約9キロを船頭のガイドを聞きながら約40分かけて巡る。 公社代表理事の下阪殖保さんは「熊野地方の自然を楽しんでほしい」と話した。