福島ファイヤーボンズがアメリカとヨーロッパで活躍したエルジン・クックを獲得「最終目標である昇格を達成する力になります」
直近まではインドネシアの強豪クラブでプレー
福島ファイヤーボンズは9月2日、エルジン・クックと2024-25シーズンの契約(新規)を締結したことを発表した。 アメリカ出身、現在30歳のクックは197cm95㎏のスモールフォワード。オレゴン大学を経て、2016年にGリーグのサンタクルーズ・ウォリアーズでプロキャリアをスタートさせた。その後、ドイツ、クロアチア、ロシア、トルコ、スペインを渡り歩き、直近まではインドネシアの強豪クラブであるサトリア・ムダ・プルタミナでプレーしていた。 クックはクラブを通して「今シーズンのチームの最終目標である昇格を達成する力になれたらと思います。チームメイトたちや試合会場に足を運んでくださるファンの皆様に会えるのを楽しみにしています」とコメントしている。 また、福島はアンソニー・ポライトとの契約を、双方合意の上で解除したことも発表している。アメリカとスイスの国籍を持つポライトは198cm98kgのスモールフォワードで、スイス代表でも活動経験のあるウィングプレーヤー。アメリカでの練習中に膝前十字靭帯断裂の診断を受け、クラブとポライトで今後について協議を重ねた結果、治療に専念することになり契約解除となった。 山根謙二ゼネラルマネージャーはクックについて「既にアメリカ・ヨーロッパを中心とした各国のトップリーグで活躍してきた経験を持つ選手です。ポジションはスモールフォワード~パワーフォワードを担うことができ、インサイド・アウトサイドどちらからでも得点を狙える非常にアグレッシブな選手で、栗原HCが求めるオールコートバスケットを体現できると確信しております。これまでにないボンズのバスケットを皆さまにお見せできるよう、チームとしてもさらに磨きをかけてまいります」と意気込みを露わにした。 またポライトの契約解除については「今シーズンチームの中心選手としてチーム構成を考えていた中での報告で非常に残念でしかありません。なにより、福島のブースターの皆さまの前でプレーすることを楽しみにしていたポライト選手自身が一番悔しい気持ちだと思います。まずは、ポライト選手の1日も早い復帰をお祈りいたします」とコメントしている。
バスケット・カウント編集部