ゴミ部屋で引きこもりからタレント兼経営者へ「ボディメイクが人生を変えた」
「ボディメイクで人生が変わった」。 よく言われるこの言葉だが、広告のような響きに半信半疑の方も多いだろう。しかし、本当にボディメイクによって180度違った自分に生まれ変わった女性がいる。 【写真】渡辺弓華さんの白肌映えるスレンダーボディ
「元々、人と話すことに自信がなく、引きこもって毎日を過ごしていました。4年前はゴミだらけの部屋で昼まで寝て、起きてもずっとパソコンを触る毎日を過ごしていました」 そう語るのは、渡辺弓華(わたなべ・ゆみか/26)さん。渡辺さんは現在、プロモーションやWEBプロデュースを行う企業を経営するかたわら、自らもフリーランスのタレントとして広告モデルやラジオのMCなどを行っている。全く違う世界へと転身したきっかけは、3年前に参加を決意したボディコンテストだった。 10月12日(土)、健康美を年齢別で競うボディコンテスト、ベストボディ・ジャパン主催の『モデルジャパン2024静岡大会』にてミス・モデル部門ガールズクラス(18歳から)準グランプリとなった渡辺さんは、「自身の人生はボディメイクによって救われた」と語る。 「自堕落で閉鎖的な毎日にこのままではダメだと思い、少しでも動くことから始めようと思いました。朝決まった時間に起きて、散歩でも買い物でも良いから1日1度は外に出る。これが私の最初の“トレーニング”でした」 少しずつ身体が運動と外の世界に慣れていくにつれて外出はウォーキング、縄跳び、自重での筋トレと挑戦は進んでいった。 「引きこもりのころとは体型だけでなく顔つきまで変わってきていました。ちゃんと生活をしている自分を積み重ねていくうちに自信が徐々についていき、もっと進化した自分を見たいという気持ちになりました」 本格的にジムに通うようになり、食事の管理も覚えた。コツコツと日々継続して半年間でなんと-15kgのダイエットに成功した。 「大きく変化したのはやはりコンテストへの出場を決意してからです。人前で立つということはかつての自分からは考えられない行動でしたが、もっと理想の自分になりたいという想いで無我夢中で取り組んだ結果、初出場で3位という上位成績を獲ることができました」 その後、さらに自分に挑戦するために最も過去の自分からかけ離れた芸能界に入り、現在の活動にいたる。 「途中、過度なダイエットで抜毛や生理が止まるなどの女性らしい健康を損なってしまう失敗も経験しました。でも、失敗のたびに改善する方法を諦めずに探してきました。それは自信がついた自分だったからこそできることだと思います。今も、もっと理想の自分になるために日々努力を重ねています」
渡辺さんは、今後もコンテストや芸能活動を通して過去の自分と同じような境遇の人々にエールを送りたいと語った。 「ボディメイクじゃなくてもいいんです。現状の自分が辛くて、変えたいと思うなら何かひとつ新しいことを始めて、続けてみると新しい世界が開けることがあります。自分の活動が、誰かの挑戦のきっかけになることを願っています」
取材:にしかわ花 撮影:上村倫代