有名人ファン多数のI Don't Like Mondays. デビュー10周年でも「気持ちはフレッシュ」バンドの可能性を広げるため「カッコいい曲をつくり続けていく」
I Don’t Like Mondays. 10周年にして初のフリーライブは「バンドの年表に残る出来事だった」
──この10年で、カッコいいと思う音は変わってきていますか? YU:どんどん新しいアーティストが出てきていることもありますし、そういうアーティストさんを見ていると刺激を受けることはあります。でも、10年くらいやっていると「俺ら、やっぱりこれが好きだな」というものがわかるようになってきていて。 年を重ねるごとにその解像度が上がってきているし、自分たちのなかに秘めているものを意識しながらの曲づくりもでき始めていますね。 ──皆さん好きな音楽は共通なのでしょうか? YU:バラバラですよね。 KENJI:ただ、自分の好きなものと、I Don’t Like Mondays.としてやりたいことは別にあると思っていて。そこはみんなリンクしている気がしますね。 ──9月に行われた、10周年にして初のフリーライブはいかがでしたか? SHUKI:自分たちのやりたい曲もやりつつ、改めてファンの皆さんへの感謝を込めてベスト盤みたいなセットリストにしました。 演奏している最中に「こんなにいろんな曲をつくってきたんだ」と感じましたし、お客さんのなかで人気な曲をやっていい反応がもらえた時には「やってきてよかったな」と改めて思えました。 YU:みんなで10年をお祝いする、すごくメモリアルないい機会になりましたね。あのフリーライブは僕らのなかで、この先も残ると思いますし、また10年後にやりたいです(笑)。 CHOJI:バンドの年表には確実に残る出来事の一つでしたね。 KENJI:もっと早くやっておけばよかったよね(笑)。応援してくれている皆さんへの感謝を伝えたいという思いで、フリーでやらせていただいたので、改めていいきっかけになったし、今後もどんどんやっていけたら面白いなと思いました。 CHOJI:I Don’t Like Mondays.って夏の終わりの切なさみたいなものを歌っている曲が多いのですが、野外で、しかもちょっと日が暮れかかる時間帯にできたことが良かったなって。あれは雰囲気を含めてお客さんにも楽しんでもらえたんじゃないかな。 ──現在開催中の『“FOCUS”ASIA TOUR』への意気込みを聞かせてください。 YU:どのツアーも手ごたえを感じながらやっていますが、今回はリハーサルの段階から「おすごいライブになりそうだ」と感じています。 前回のアルバムから、今表現したい世界観を出し始めていて、それが『FOCUS』で完成させることができたなと思っているのですが、その世界観や空気、匂いみたいなものをこのライブでリアルにお伝えできるかな、と。 僕らの表現を思いっきり全国各地で爆発させて、皆さんと一緒に爆発したいですね(笑)。 CHOJI:セットリストは最近の曲を中心につくられていて、皆さんがどう反応してくれるのかも含めてすごく楽しみ。実は、僕自身「この曲をここで?」と予想外のセットリストになったので、これから会場にいらっしゃる皆さんにも楽しんでもらえたらうれしいです。 SHUKI:『FOCUS』は今までで一番カッコいいと思えるものになっています。このEPをつくる時にできるだけバンド感を出すことを意識していました。ライブだとCDの何倍も迫力を感じられると思うので、ぜひCDとは違う体験をしに来てほしいです。 KENJI:ライブ感もそうですが、今までで一番、音源とライブの差を体感できるツアーになると思うので、楽しみにしてほしいですね。あとは、まだまだ演奏技術がうまくなりたいという思いはありますが、現時点で完成されているグルーヴを楽しんでいただけると思います。