鹿児島県警の不祥事・隠ぺい疑惑受け 県議会が調査権持つ「百条委員会」設置協議へ
鹿児島放送
県警の不祥事や情報漏えいをめぐり、県議会が調査権限を持つ百条委員会の設置に向け協議を行うことを決めました。 福司山宣介委員 「設置をすれば一定の調査権も発生しますのであらゆる角度から検証して解明をしていくといったような努力はできるという風に思っています」 百条委員会は地方自治法に基づき議会が設置する特別委員会で関係者の出頭や証言を求めることができるうえ、うその証言には禁固刑や罰金が科せられることもあります。 捜査情報を漏えいしたとして逮捕されている県警の前の生活安全部長・本田尚志容疑者は県警職員の犯罪行為を野川明輝本部長が「隠ぺいした」と主張していますが、本部長は否定しています。 先日、県議会の総務警察委員会で集中審議されたものの、全容解明にはいたりませんでした。 17日の議会運営委員会で不祥事が相次ぐ理由や本部長の隠ぺい指示疑惑の解明などのため調査が必要という意見が出、各会派で百条委員会設置に向けて協議することを決めました。 議会の閉会中に意見の集約を図り、設置されれば県議会では初となります。