“ウクライナへのF16戦闘機供与、核のシグナルとみなす”ロシア外相
ロシアのラブロフ外相は、欧米諸国によるウクライナへのF16戦闘機の供与を“核のシグナル”とみなす考えを示しました。 ラブロフ外相は30日、ロシア・メディアのインタビューに対し、F16戦闘機が核兵器を搭載できることから、欧米諸国によるウクライナへのF16戦闘機の供与は、NATOによる核のシグナルとみなす考えを示しました。 また、「アメリカとNATOが手段を選ばないことをわからせようとしている」と批判したということです。 F16戦闘機をめぐっては、ウクライナがこれまで再三、供与の必要性を訴えていて、ベルギーは28日、F16戦闘機30機を2028年までにウクライナに供与すると発表しました。 ベルギーのデクロー首相は、今年中に最初の戦闘機の供与を目指すとしたうえで、供与された戦闘機については「ウクライナ領内で使用されるべきだ」としています。