挑戦者決定戦に臨む亀田和毅「相手の心を折るだけ。バチッとKOする」 父・史郎氏「3階級制覇や」
「ボクシング・IBF世界フェザー級指名挑戦者決定戦」(24日、大和アリーナ) 2位のレラト・ドラミニ(南アフリカ)と挑戦者決定戦を行う3位の亀田和毅(TMK)が17日、大阪市内で、亀田史郎トレーナーとともにコメントを発表した。 スパーリングは打ち上げて最終調整中という和毅は「ここまですごくいい練習ができました。コンディションは最高だと思います」と絶好調宣言。「試合に向けてのスパーリングは合計120ラウンドぐらい。いろんな国からスパーリングパートナーに来てもらいました。本当に良いスパーリングができたと思う。身体の調子も良くて、しっかりと追い込むことができました」と、練習内容を説明した。 今回の試合を「世界に向けてのテストマッチ」と考えている和毅。IBF世界フェザー級は3月に阿部麗也(KG大和)をKOした王者のアルベルト・ロペスが挑戦者のレオ・ロドリゲスに失神KO負けで王者が交代しており、試合を見たという和毅は「両選手とも知っている選手ですが、レオ選手も強い選手なので、世間に言われているような番狂わせではない。レオともスパーリングも何回かしているし、評価の高かったロペスに勝ったので評価も上がるでしょう。自分が次の試合に勝てば、もちろんターゲットの一人になるのは間違いない」と腕を撫した。 前日に来日したドラミニが、和毅について「普通の選手。特に恐れることはない」と話したことに対しては「(2023年10月の)あの試合は自分のボクシングではなかったので何を言われても問題ない。あの試合で『強い選手だ』と言われても困るので」と受け流し、「スタイルを10回変えても自分が10回勝つ」と豪語したことにも「向こうも勝ちたいでしょうからね。しっかりと対策をして、万全のコンディションでリングに上がってきてくれればうれしい。その方が良い試合になるので。最終的にはリングで向き合うのはあいつと自分なので。リングに上がってから、俺の本当の強さが分かると思います」と冷静に返した。 和毅は改めて「リングの上で相手の心を折るだけ。すぐに心が折れると思いますよ。KOは付いてくるものなので、良い試合で勝てれば問題ない。おやじ(史郎トレーナー)とも話しているけど、試合でどのくらい(本来の実力を)出せるかだけ。ドラミニが今の俺のボクシングを完封できるようなことがあれば、それはドラミニが本当に強いっていうこと。認めるしかない」と意気込み。「ドラちゃんをバチッとKOするところを皆さん見てください」とファンにメッセージを送った。 また、史郎トレーナーは「これ勝って、次の世界戦も勝って、和毅は3階級制覇や」と息巻いていた。